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ジャニーズ事務所の今ー紅白はどうなるの?子供達や若者への影響が心配ー

 

こんにちわ。Arukeです。

第一回目のブログは、今最も世間を賑わせているであろう「ジャニーズ事務所」について書いていこうと思います。

【目次】

①今更だけどジャニーズ事務所・ジャニー喜多川さんとは?

②グループ、タレント、今誰が残っているのか、紅白への影響は?

③今分かっているジャニーズ問題を並べてみる  

「まとめ」ニュースなどの情報が与える子供や若者への影響の危惧

 


 

①今更だけどジャニーズ事務所ジャニー喜多川さんとは?

お恥ずかしい話、私は今までの人生でジャニーズをはじめアイドルに強い関心を持ってこなかったので、悲しいかな、このような事態になって初めて、「そもそも、ジャニーズ事務所とはどのような企業で、どのような人がどういう経緯で創設したのかな?」と気になりました。

今現在、このような忌まわしいような悲しいようなニュースで溢れているジャニーズ事務所ですが、きっと始まりは、希望に満ちていたんじゃないかな。と思うのです。今起こっていることをきちんと理解するためにもまず始まりから調べてみました。

 

ジャニー喜多川さんとは・・・】

まず彼の出身は、アメリカのサンフランシスコ市ロサンジェルス州。

そのため国籍も、本名も日本語名と英語名の二通り存在する。どちらにせよ、ジャニーというのは本名ではなくアメリカでの愛称だったようだ。

父親はというと、なんと仏教の僧侶さん(高野山真言宗米国別院)だったそうだ。

兄弟関係はというと、

兄と姉がおり、ジャニー氏は末っ子で次男。

お兄さんはNASA (アメリカ航空宇宙局)であの、アポロ計画の設計もしていたかがくしゃだったそうだ。しかし50代半ばで若くして亡くなっているらしい。

お姉さんの方は、先日の記者会見にも参加していた藤島ジュリー景子さんのお母さんにあたる女性で、一時期ジャニーズ事務所でも名誉会長や代表取締役を務めていたが今から2年ほど前に93歳でお亡くなりになっている。

出身はアメリカですが、その後16歳になるまでは日本で生活していたようです。

それから第二次世界大戦終戦後、子供達のみでロサンゼルスに移住し高校と市立大学を卒業。

その後は朝鮮戦争で1年2ヶ月ほど米軍に徴兵され従軍した後、ついに軍事支援顧問団の事務職員として再来日し、その時に米国大使館に駐在しながらつくった少年野球チームがその名も『ジャニーズ』!

ものすごい激動の人生ですね、、

 

ジャニーズ事務所とは・・・】

上記のようにジャニーズ事務所の原型はなんと少年野球チームだったということさえ驚きですが、その野球チームがどのようにエンターテイメント企業になったのかというと

とある雨の日に、練習ができないためにそのチームの中の4人連れて映画を見に行ったそで、そのとき鑑賞したミュージカル映画「ウェストサイド物語」に感動しエンターテイメント事業を興そうと決心したそうなのです。

そして、少年野球チームのなかの4名の少年により結成されたのが、通称「初代 ジャニーズ」というグループでした。それが1962年の4月。

そして、結成当初は別の芸能プロダクションに所属していましたが、約2ヶ月後の1962年の6月にはジャニーズ事務所を創業し、渡辺プロダクションとの業務提携などを経て、約3年後の1965年に正式に事務所を構える形となったそうです。

まさか、ウェストサイド物語が始まりだとは・・・

ファンの方にとっては当たり前の情報なのかもしれませんが、私にとっては驚きの連続でした。 今現在、亡くなったのちに悲しいかな色々な問題が明るみに出ている人物ではありますが、事件の真相やどうして今回のような事態を引き起こしてしまったのかは、当事者ではない私には想像するしかありませんが、ものすごい人であった事もある意味魅力的な人物であった事もまた、事実だったんじゃないでしょうか。

 

②グループ、タレント、今誰が残っているのか、紅白への影響は?

上記のように「初代ジャニーズ」から始まったジャニーズ事務所、後に親御三家のうちの1人である「郷ひろみ」や「たのきんトリオ」「シブがき隊」そして、先日ジャニーズの3代目となる代表取締役に就任した東山紀之さんが所属していた「少年隊」、ローラーブレードで一世を風靡した「光GENJI」などを輩出している。

そして今、事件を受けてからのタレントの流出や退所などを踏まえ、一体誰が残っているのだろうか。気になってしらべてみました。

 

【2023年9月1日現在所属グループ】   

TOKIO ・Kinki Kids ・20th Century ・ARASHI ・KAT−TUN ・NEWS

関ジャニ∞ ・Hey!Say!Jump! ・Kis−My-Ft2 ・Sexy Zone ・A.B.C-Z

ジャニーズWEST ・King & Prince ・Six-TONES ・Snow Man ・なにわ男子

Travis Japan ・ふぉ〜ゆ〜

【同現在所属タレント】

東山紀之 ・木村拓哉 ・岡田准一 ・生田斗真 ・内博貴 ・中山優馬 ・風間俊介

・屋良朝幸 ・長谷川純 ・岡本圭人 ・岸優太 ・浜中文一 ・林翔太 ・室龍太

・高田翔 ・寺西拓人 ・原嘉孝 ・今江大地 ・松本幸大 ・富岡健翔 ・野沢祐樹

内海光司 ・佐藤アツヒロ ・岡本健一(エージェント契約)

(ジャニーズ公式HP参照)

 

こんな感じになりました。TVメディアではなく舞台俳優などで活躍されているタレントさんもいるようで、普段見かけない名前も多い気がします。

こうして書き連ねてみると想像より多いような、少ないような、微妙なラインですね。ここから更に減ってしまうのか、それとも新形態となって巻き返しができるのか気になるところです。

・紅白はどうなるのか? 

毎年、ジャニーズからは5〜6組ほどが出演しているNHK紅白歌合戦

他のテレビ局は、性加害は許さないという立場は同じものの、所属タレントの出演予定に関しては「変更なし」としているが、いっぽうNHKは厳しい態度を見せているそうで、事務所側の人権を尊重する姿勢も出演者の選考条件とする意向を示したそうだ。それを踏まえると、やはり今年の紅白歌合戦へのジャニーズ事務所所属アーティストの出場は難しいだろうと考えるのが自然かもしれない。

③今分かっているジャニーズ問題を並べてみる

情報過多の後のご時世、結局何が起こっているの?

何が一体どうなってるのかを少々整理してみたくなりました。

問題その1 ジャニー喜多川氏の性加害問題

2023年4月にカウアン・オカモト氏が日本外国特派員教会で実名、顔出しで記者会見をし性暴力を受けたことを公表したことが今回の発端でした。

しかし、実のところ、ジャニー喜多川氏の性加害問題が持ち上がったのは今回がはじめてではありません。

噂としては1960年頃からあり、1964年には裁判、1980年代には、雑誌で報じられたり暴露本などが出版されました。さらに、ジャニー喜多川氏の死後2019年には、イギリスのBBCでジャニー氏の性加害を題材にした長編ドキュメンタリーも制作されているのです。

それでも今までの間、今回のような大騒動にまで発展しなかった理由の一つには社会の風潮もあるのです。

そうして長い年月をかけ膨れ上がったその被害者数は数百人、数千人と言われています。もう後の祭りだとしても、もっと早く食い止められなかったのかと思ってしまいます。

その後、2023年5月にジャニーズ事務所は外部専門家による再発防止特別チームを設け調査が始まったのです。

 

問題その2 謝罪反省から心機一転と思いきや、手放せない同族経営の陰と株式

カウアン・オカモト氏の記者会見があってから約5ヶ月後の2023年9月7日に特別チームの報告書を受けジャニーズ事務所は記者会見を行いました。

参加者は、藤島ジュリー景子氏、東山紀之氏、井ノ原快彦氏の3名。

 

その内容はというと

・性加害があった事実を認めること、謝罪

・そして、ジャニー喜多川氏の姪にあたる藤島ジュリー景子氏が経営責任を取り社長の座から降り、後任は東山紀之氏が務めること

・社長の座は降りるが代表取締役として残り、株式100%もジュリー氏が持ち続けること

・事実上、東山紀之氏は芸能活動から引退すること

・被害者への救済や補償などについて

・社名の変更について 以下省略。

あとは、メディアやファン、所属タレントとその保護者についてなどの話が続いた。

ジュリー氏の代表取締役という新たな肩書きや、100%の株式を手放すことなく持ち続けるという話は、元代表取締役であった白波瀬傑氏も9月5日に辞任し、全てを新しく一掃するのかと思いきや、経営上の都合があるのか、なんとも煮え切らないように思える。

 

問題その3 社名変更はしないという発言

記者会見のなかでの発言でもう一つ問題となったのが社名変更をしないという事務所側の決定であった。

被害者やその家族からしてみれば、加害者である人物の名前が今後も出続けるというのは苦痛だろう。そしてもちろん、このようなマイナスイメージをしっかりと纏ってしまった名前はどんなに払拭しようと頑張っても過去の栄光を回復するのは難しいと思わざるおえない。

 

問題その4CMの降板、スポンサー会社離れ

これは予想できたといえばできたであろう事態だろう、広告というのはプラスイメージが大前提なのだから(「あーまずい!もういっぱい!」は奇跡的な誤算)

そして、最悪の場合、所属タレントたちに非がなかったとしても「性加害の加害者」というレッテルが貼られてしまった企業と手を組み続けるということは飛び火のように「容認」しているというイメージを持たれる危険性もある。

現在では大手を中心に10社ほどがCM起用の中止、今後起用しない意向を示しているそうで、今後もそういった企業が増えていく可能性は十分にある。

 

「まとめ」ニュースなどの情報が与える子供や若者への影響の危惧

以上が今世の中に出回っている情報を私なりに調べまとめたものでした。

こうして調べてみると、たった1人の男性が犯したであろう罪が、どれほどの数の子供達、若者たちに暗い影響を及ぼしたのか。そう考えると悲しくなる。胸が苦しくなる。

被害者である子たちの心の傷だけでもとうてい許されない事態だが、それだけではない。

大人の事情がどうであれ、事実この世には、ジャニーズが大好きな子供たちがいるのだ。

ジャニーズのアイドルたちをここの支えにして生きている若者たちがいるのだ。

私たち人間は誰だって何かを信じて、何かを支えにして生きている。

宗教であれ、政治思想であれ、哲学的思想であれ、ブランドであれ、私たちが信じ支えにしていたもの全てが偽りだった。自分にとっての心の支えが自分のような子供たちの苦痛上に成り立っていた。

ジャニーズが大好きな子供たちは、今まさにそう突きつけられているのだ。大人にだってそんな醜い事実は耐え難い。エンターテイメントを提供する者になろうと志した時、ウェストサイド物語に感動した時、同じ感動を誰かに与えたいと思ったんだとしたら、与える側という立場をエンターテイメントという本質を一度踏みとどまってよく考えて欲しかったと思う。

某偉大なスーパーヒーローも言うように

大いなる力には、大いなる責任が伴う

 のだ。大人の事情で忙しいのは重々承知だが、やり直そうと決意したのなら今一度立ち止まって、自分たちが負の影響を与えてしまった子供達を振り返ってほしいと強く思う。

それが所属するタレントやジュニアの子供達だけじゃないことを戒めてほしい。大人たちは忘れがちだが、子供というのは大人が思う以上に賢く、鋭く、敏感である。どんなに大人が取り繕って何でもなかったように上手に見せたと思っても、しっかり分かっているのだ。しっかりと、傷ついているのだ。

その子供たちは果たして今後、今までと同じように今まで支えにしてきたアイドルを見続けることができるのだろうか?例え名前を変えようと、例えタレントたちに全く非がなかったとしても…

でも、そう。いつかまたそんな日が来るかもしれない。いや、そんな日が来るように努力することこそが一番の償いであり、謝罪になるのかもしれない。